2022年8月11日
池田晶子著 毎日新聞出版刊 「本来は、どこまで自分というものを消してゆけるかが人生なのだ。(中略)言わば生きながら死んでゆくのが人生の自然なのだ。哲学は死の学びだと故人は言いましたが、全くその通りだと思います。」と47歳 […]
2022年8月10日
平野啓一郎著 岩波書店刊 「死刑制度」については漠然と反対の気分でいましたが、この本を読んで「なぜ人を殺してはいけないのか」について真剣に考えさせられました。法学部出身でもある芥川賞作家平野啓一郎氏。「死刑制度」がある国 […]
2022年7月6日
中村元訳 岩波文庫 仏教の経典には難解なものが少なくありませんが、この本はゴータマ・ブッダの考えがわかりやすく書かれています。数多くの箴言から、私の心に残ったのは、「善をなすのを急げ。悪から心を退けよ。善をなすのにのろの […]
2022年4月15日
ー世界の見方は変えられるー ハナムラチカヒロ著 河出書房新社 ”まなざし(風景異化論)の研究者でありランドスケープアーティストである著者は、なぜ世界は一向に良くならず、ますますおかしな方向に進むように見えるのだろうかと問 […]
2022年2月4日
ー希望の歴史(上・下)ー ルトガーブレグマン著 文藝春秋刊 人間の本質は善か悪か、もし善であるならばなぜ悪に陥るのか、ホッブスとルソーの二項対立を起点に人類の歴史から読み解いた著作です。著者は人類創生からロンドン大空襲、 […]
2022年1月21日
中島岳志著 ミシマ社 「利他には独特のうさんくささがつきまとう」と氏は、利他の本質を、落語「文七元結」、親鸞「悪人正機」、ヒンディー語の与格構文、九鬼周造氏「偶然性の問題」等を例に挙げながら探究しています。「自分がどうし […]
2021年12月27日
ー孤食と共食の間ー 藤原辰史著 ミシマ社 「そもそもすべての食材が商品化を断念して、直接、無料食堂に運ばれるような国があれば。~中略~社会の競争からもれでた人たちがふらっと立ち寄れる食べる場所が増えるとすれば。いったい […]
2021年12月2日
稲垣栄洋著 ちくまプリマー新書 雑草生態学を研究されている稲垣教授が、とてもわかりやすく進化の秘密について説明されています。その中では、「強いものが生き残るとは限らない、弱い生きものが繁栄している」「雑草は弱いが違う強さ […]
2021年5月24日
アルボムッレ・スマナサーラ著 宝島社文庫 「なぜ企業不祥事はなくならのないのか」「なぜ犯罪はなくならないのか」など経営学、犯罪心理学でも根本的な原因に接近できないとあきらめかけた時出会った一冊です。スマナサーラ氏は上座 […]
2021年5月19日
マルクス・ガブリエル著 講談社選書メチエ 現代世界の中で意味のある哲学とは何なのか。ガブリエル氏はそれが「新しい実在論」であり、「すべてを包摂する自己完結した真理など存在せず、むしろさまざまな見方の間を取り持つマネージ […]