ドーナツ経済学が世界を救う

ー人類と地球のためのパラダイムシフトー ケイト・ラワース著 河出書房新社

経済学者ケイト・ラワースさんは20年以上前にアフリカ・ザンジバルの農村で小さな起業家たちと地域づくりに関わりました。その後国連の持続可能な開発計画の作成に携わり、経済活動が持続可能であるためには、その活動をドーナツの範囲内に維持していくことが重要と、ドーナツ経済学という概念を導きました。この思考が高く評価され現在のSDGsという国際運動の根拠となっています。成長依存から成長にこだわらない社会を志向されており、企業が共有価値を目指す上においても大変参考になる1冊と思います。